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アトピーアレルギー用語 か行

獲得免疫

獲得免疫とは、たとえば「おたふく風邪」に一度かかると、二度と同じ「おたふく風邪」にかかることはなくなります。

それは、一度目の感染の時に体内にウィルスに対する免疫が出来て、 二度目の感染時のはその免疫システムが稼動しウィルスの侵入を防いでくれるからです。

つまり、病原菌の感染によって後天的に得られる免疫のことを獲得免疫と呼びます。

角膜潰瘍

角膜潰瘍とは、角膜上皮の全層と角膜実質の欠損が生じている状態をいいます。

微生物の感染などによる外因や、アレルギーや自己免疫疾患などによる炎症反応によって、 角膜上皮障害物質や角膜実質の主な構成成分であるコラーゲンを分解する酵素などが分泌されることにより生じます。

角膜ヘルペス

単純ヘルペスウイルスの感染によって引き起こされる角膜炎、病像により上皮型、実質型、内皮炎型に分類されます。
特にアトピー性角結膜炎の患者は、角膜ヘルペスの感染が多く、症状も重くなりやすいのが特徴です。

葛根湯

カツコン、タイソウ、マオウ、カンゾウ、ケイヒ、シャクヤク、ショウキョウを含有している漢方薬です。

炎症性、あるいは疼痛性疾患の初期、慢性疾患の急性増悪期に用いています。感冒、鼻かぜ、発熱疾患の初期、じんましんなどの適応があります。

活性酸素

外界から取り込ませた酸素は、生体内で還元されて最終的には、化学的に安定な水に変化しますが、この過程で、生じるスーパーオキシドアニオン、ヒドロキシラジカル、過酸化水素などの不安定で、きわめて反応性に富んだ酸素種を活性酸素といいます。

環境因子

アレルギー疾患は、遺伝的因子と環境因子の相互作用により発症します。したがって発症の予防と治療には、環境因子の回避が重要となります。

感作

生体に抗原を投与することによって、次に同じ抗原を投与した際、その抗原に対して過敏状態が獲得されたことをいいます。つまり、投与された抗原に対する特異的IgE抗体が産生されることです。

乾布摩擦

皮膚の鍛錬法の1つで、自律神経のバランスを正常にすることが乾布摩擦の目的です。 皮膚や呼吸筋の筋肉を刺激し呼吸機能を改善する効果が期待できます。

乾いたタオルで手足の先から腕、胸、腹、背中、などを心臓に向かって皮膚が少し赤くなるまで擦ります。

寒冷蕁麻疹(じんましん)

皮膚や粘膜が、冷水、冷気などに接することによって起こる蕁麻疹です。 発症温度は0~30℃と幅があり、低温の方が起こりやすいというものではありません。 ときに呼吸困難、頭痛、めまいなどの症状を伴う事もあるので十分な注意が必要です。

感染型喘息

アトピー型と非アトピー型、または外因型と内因型に分類されています。 感染型は非アトピー型や内因型に相当しますが、概念が明確ではありません。 感染型喘息と命名された理由は、感染が喘息を急性増悪させる主な誘因であるためと思われます。

気管支拡張症

気管支が局所性に円柱状に付加逆的に拡張した状態です。 拡張局所に気道分泌液が貯留しやすく、感染を促し、それに起因するせき、痰、血痰などがあります。

原因は、乳・乳児期の百日咳、肺炎などの重症呼吸器感染症に由来するもの、慢性副鼻腔延を合併し、 進行したびまん性汎細気管支症候群に由来するもの、あるいは先天的な要因による疾患に由来するものなどがあります。

気管支喘息

気管支喘息は喘鳴を伴う呼吸困難発作を生じる慢性の炎症性気道疾患です。

喘息の基本的な発病は、気道の慢性炎症で、これにはリンパ球、好酸球肥満細胞が関わっています。 気管支平滑筋の収縮によっておこる気道収縮性反応は、炎症に続いて起こる反応です。

気胸

何らかのメカニズムによって胸腔内に空気が侵入して肺が虚脱した状態の事を言います。

自然気胸、外傷性気胸、人工気胸に大きく分類され、自然気胸はさらに原発性自然気胸と、肺疾患に続発して起こる続発性自然気胸に分けることができます。

喫煙

タバコの煙は、ニコチン、ベンツピレンなどを含む粒子と、アクロレイン、 アセトアルデヒド、シアン化水素、窒素酸化物などのガス状物質が混ざり合ったもので、 4,500種類以上の化合物や汚染物質を含んでいると言われています。

これらの有害物質は、喫煙者が直接吸い込む主流煙よりも、 点火部から立ち上る副流煙により多く含まれているので迷惑な話です。

嗅覚障害

鼻疾患あるいは中核疾患により、嗅覚の異常が生じることを嗅覚異常といいます。 においがしにくくなった状態を嗅覚減退、臭いがしなくなった状態を嗅覚脱出。

嫌いでなかった臭いが鼻につく状態を嗅覚過敏、以前とは異なったにおいとして感じ、 おもに悪臭として感じる状態を嗅覚錯誤、臭いがないのに臭いを感じる状態を嗅覚幻覚といい、 ひとくちに嗅覚障害といっても、その症状は様々です。

気道炎症

気管支喘息患者の気道粘膜には、気管支喘息の重傷度に関わらず、慢性的なアレルギー性炎症があります。

その特長は、好酸球、Tリンパ球、肥満細胞、好塩基球、好中球などの炎症細胞の浸潤と、 好酸球によると考えられる気道上皮の剥離であり、さらに慢性炎症の結果として肺細胞の増生、 上皮下線繊維増生、平滑筋肥大、粘膜下腺の増殖などの気道リモデリングの所見を伴います。

気道過敏性

喘息患者の気道は、様々な外因性および内因性刺激に容易に反応して狭窄し気流制限を生じます。
これを気道過敏性と呼び、気管支喘息の特徴の1つです。
気道過敏性の成因はいくつか提唱されていますが、気道炎症が重要な因子と考えられています。

急性拒絶反応

同種異系移植の場合に最もよく見られる拒絶反応で、免疫系を抑制しなければ、通常、移植1~2週後に認められます。

T細胞による細胞性免疫応答が主役をなす反応で、病理学的にはT細胞やマクロファージによる強いリンパ球浸潤と、 種々の程度の臓器実質細胞の損害、え死が認められます。

急性致死的発作

気管支喘息重症発作のうち、急性に喘息死を起こす可能性が高い発作のことを言い、注意が必要です。

胸管

胸腔に位置する生体内で最も太いリンパ管で、リンパ球再循環でのリンパ管から血管への移動を司る主要な気管です。

胸腺や骨髄の一次リンパ組織から由来する成熟TおよびB細胞は動脈を経由して二次リンパ組織に移動し、 リンパ節やパイエル板にある後毛細血管静脈を通ってリンパ節内に入ります。

胸線

胸線は胸骨内側に位置する小さな器官です。
新生児期に胸腺を摘出されたマウス、 または胸腺を欠くヌードマウスではT細胞が生じないこと、 ヌードマウスに胸腺を移植することによってT細胞生産が回復することによって、 T細胞を生産するための必須の臓器であることが確認されました。

胸腺細胞

胸腺細胞とは、胸腺内で分化成熟中の細胞のことです。 骨髄の多能性幹細胞より分化するほとんどの血球細胞は骨髄内で分化しますが、T細胞だけは、骨髄では分化できません。

骨髄内で多能性幹細胞がT前駆細胞に分化し、これが胸腺に移住し、胸腺内で成熟T細胞に分化します。

巨大乳頭性結膜炎

名前の由来は多くの症例で、直径1mm以上の巨大乳頭を形成することからきています。
コンタクトレンズの長期装用や義眼、縫合糸による慢性刺激により誘発される結膜炎で上眼瞼結膜に増殖がみられるのが特徴的です。

キラーT細胞(細胞障害性T細胞)

T細胞を細胞障害性T細胞(CTL)、キラーT細胞とは、移植臓器の細胞、腫瘍細胞、ウイルス感染細胞などに反応し、 それを傷害する細胞性免疫における代表的なエフェクター細胞です。

一般的にはCTLはCD8を発現し、T細胞受容体で標的とする細胞上のクラス 1MHC蛋白の溝に提示されている抗原ペプチドを認識します。

キラー細胞

キラー細胞とは、細胞性免疫エフェクター相で標的細胞に傷害作用を示す細胞の総称です。
代表的なものは細胞性傷害T細胞で、別名キラーT細胞と呼ばれています。

くしゃみ中枢

くしゃみ中枢は上唾液核であると考えられています。上唾液核は下部脳幹に存在する副交感神経節前細胞の集団で、 同じ側の翼口蓋神経節、顎下神経節へ副交感神経節前繊維を送っています。

セロトニン、カテコラミン、神経ペプチド、グルタミン酸、ガンマアミノ酸などが上唾液核ニューロンに直接作用し、 活性を調節していると考えられています。

血管浮腫

真皮下層から皮下組織に存在する肥満細胞より遊離されるヒスタミンによって生じる発作性、 限局性の深在性蕁麻疹(じんましん)です。顔面や外陰部などに好発し、重症となる場合もあるので注意が必要です。

非遺伝性の場合、その原因はほとんど不明ですが、遺伝性のものでは遺伝子の異常により、 血清中インヒビターの活性低下ないし欠損が認められています。

血漿交感療法

血液から血漿成分を分離して血漿中の病因物質を強制的に除去し、症状の改善を図る治療法です。 血漿分離の方法により遠心法と膜式法に分けられます。
血漿交感療法は多様な治療を併用するため、効果の判定が困難な場合が多いことが難点です。

血小板活性化因子

気管支の収縮および、それに引き続く炎症に関与する脂質メディエーターですが、 気道以外にも心機能抑制、血小板凝集、好中球、好酸球、単球、マクロファージの遊走化および活性化、 ドーパミンの放出など多彩な生物活性を有している事が知られています。

血清総IgE

IgEは1966年に発見された免疫グロブリンで、分子量は約20万あります。 IgE抗体は肥満細胞や好塩基球の細胞表面に存在するFcε受容体と強く結合します。

細胞表面上のIgEは抗原と反応すると2分子が架橋されて、その刺激で肥満細胞や好塩基球から化学伝達物質が遊離します。 このようにIgE抗体は即時型アレルギー反応惹起に関わる重要な分子です。

好塩基球

骨髄由来の顆粒球の1種で、細胞質に肥満細胞と類似の異染性を示す顆粒を有します。 細胞膜状に肥満細胞と同様にFcε受容体を持ち、IgE抗体を結合しています。
これらと好塩基球の橋渡しによってヒスタミン、ロイコトリエンなどの化学伝達物質を放出します。

交感神経刺激薬

交感神経を刺激した場合と同様の効果を示す薬物で、α刺激薬とβ刺激薬があります。
α刺激薬は血管収縮作用があり、低血圧、循環不全などの昇圧薬として、 また鼻粘膜血管を収縮し鼻閉をとる血管収縮薬として使用します。

抗原

生体に体液性および細胞性免疫を誘導する物質、あるいは免疫応答誘導能がなくても抗体やリンパ球が 反応性を示す物質を抗原と総称し、たんぱく質、ペプチド、核酸、多糖体、脂質、化学物質が抗原として機能します。

同じ抗原でも、投与の時期、部位、量および投与形態によって正の免疫応答でなく抗原特異的な不応答性が誘導されます。

光線過敏症

健常者が照射されて問題ない程度の日光や光線照射にて皮膚に異常反応を示すものです。
薬剤や化学物質などが原因の外因性光線過敏症と、 代謝障害や遺伝子異常など生体内の異常に伴って出現する内因性光線過敏症に大別されます。

抗体

抗原刺激による免疫応答の結果、B細胞が分化した形質細胞から産生される糖蛋白で、 抗原に特異的に結合する分子を抗体と呼びます。

基本構造はH鎖とL鎖各2本のポリベブチド鎖から構成され、 HとL鎖は抗体間でアミノ酸配列が大きく異なるN端末の可変領域をアミノ酸配列が一定な定常領域を有します。

高齢者喘息

高齢者喘息の明確な定義は存在していなく、70歳以上の喘息患者、 喘息初発が40歳以降、あるいは60歳以降とするなど、一定ではありません。

高齢者喘息の特徴としては、特異的IgE抗体が関与するアトピー型の頻度は少なくなりますが、 気道への好酸球浸潤は明らかとなります。発作寛解期にも症状や呼吸機能の改善が不十分な事が多いです。

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